2008/11/08 (土)
▼いまさら負けネコ2008レポートVol2 【そしてステージ】
<プログラム1番>
 トップバッター、次女・伊藤久美子の単独ステージは、「ノワール伊藤」という神出鬼没の占い師に扮して、穏やかでどこか奇妙な占い空間を形成。 自分の楽曲の解説MCに「占い」を用いるという、画期的なもの。
ていうか、このクラシカルな黒装束にゾクゾクされた御仁も多いのでは!? 楽屋で見たときには月影先生@ガラスの仮面、かと思いました。
 のっけから、「パーヤパ、パヤパ、パーヤパ、パヤパ…」と『徹子の部屋』テーマ曲をマイナーキーで歌いだしたのには、びっくりしましたよ これは、普段のライブではなかなか見られない久美子像なのではないでしょうか?
「愛の讃歌」のアレンジも、なかなか緩急に富んで魅力的、エンディングで結婚行進曲につながるとは思いもよらず。
<プログラム2番>
 長女・二本木かおりプロデュースのステージ。 「太田蛍一の人外大魔境」というアルバムから、上野耕路作曲「西安の子供市場」をピックアップ。 女子高生言葉の幼稚園児、久美子とノブコに歌をうたわせ、客に高く売りつけようとする「ゆかいなおぢさん」を演じるかおり。口ひげを付けたのは、小学生のときに「ヒゲダンス」をして以来とか。 でも結局、久美子とノブコは誰にも買ってもらえず、すごすごと帰るのでありました。
国際的にまだ根強く残っている子供の売買にスポットをあてた社会派のお芝居。 ていうか、この選曲からステージ設定まで、すべてが、 かおりの歪んだキュートさを表していると言えるでしょう
 「女子高生言葉で登場してネ」という指令を受けたものの… 清純でまじめなノブコと久美子は途方に暮れてしまいました。 けど、意外にも久美子はうまくはまってた気が… 「髪の毛は2つに結んでネ。そう!すごく高い位置に!」 と、かおりにいいように弄ばれた2人なのでありました。
 何気に、かおりのピアノ伴奏は、結構しっかり作り込みまれてて、「コーラスも中華風の音列感を損なわない響きのコード感を残しつつ、ただメロディをなぞるのではない二声コーラスとなるよう工夫しました。笑わせながらもクオリティの高い作品」、と本人談。 ちなみにワタクシ、一瞬合唱団に所属していたこともある。 この歌は「少年少女合唱団」風に歌ってみました。
振り付けの「千手観音」が大ウケでよかった。

<プログラム3番>
 聖キャッツ学園大学の準教授で、音楽社会学を教える一本松みどり先生が、二本木かおりの作品を鋭く分析する講演。 合間に、その作品を二本木かおり本人が演奏する……という、1人2役、早着替えプレイw
  一部で、「メガネ姿の一本松先生萌え〜」の声強し。 「あなたの、ハダカに、らくがき〜」で、おじさんたちを悩殺しまくった名曲(迷曲?)「ハダカにらくがき」は、メガネの一本松先生が演奏したこともあり、
 「メガネのブルースに萌え〜〜〜〜」といったコメントがアンケートに多数! メガネを直すしぐさがさらに萌え〜との声も多数!
<プログラム4番>
 さあさあ、自分のお鉢が回ってきましたよ。 このコンセプトのヒントになったのは、あるバンドのライブでした。 リコーダーで「Highway Star」を演奏してたんだよね。それが、すんげぇ〜おかしくって。 あ〜、リコーダーでハードロックをやると超マヌケでおもろいなぁ、、、というところから、始まったのでした
 ロックをやりたくて軽音楽クラブを結成した3年R組、関口ノブコ。 だが、「良妻賢母、大和撫子教育」で有名な我が聖キャッツ学園では、電子楽器の使用が禁じられている。だけど、ロックとは何か?心の叫びじゃないのか? 楽器がないから、演奏できないのか? …じゃあ、音楽室にあるもので、ロックをやってやろうじゃないか。 という設定。ちなみにMCは矢沢風でw(わかってくれてたかなあ)
楽曲は、いろいろ迷ったんだけど、王道ロックサウンドということで、LED ZEPPELIN「Rock'n'Roll」を選びました。 久美子とかおりは、リコーダーでロックを表現。わたくしはピアノ。 さらに、ロックスピリットが雰囲気から感じられたお客さんにも、 打楽器(シェーカー、すず、マラカス)で参加してもらいました。 基本のメロディはわたしが楽譜に起こしましたが、アドリブ&振りは、久美子とかおりによるもの。いやはや、なかなかのロックを体現してくれていたのではないかい?いかがでしょうか? この反り具合とかスゴイ!
 ソロパートの「ピー(※超音波)」なんか、ロックの極みだね。 後で聞いた話ですが、かおりはその昔「笛吹童子」の異名をとるほどの、笛の名手だったらしいw
一方で、何気にワタクシ、ピアノのロック連打はつらかった ありゃー腕がツるあるよ。つらいよ。自分のステージが次に控えていただけに、いかに省力化するかがテーマでした。ロックピアニストってすごいなあ。
あとは、「さん、はい、」がポイントね。
<プログラム5番>
 もう、イベント的にはお腹いっぱいになりかけたところに、ようやく自分のステージですよ。
いつも直前にならないと宿題をやらないタイプでしたが、今回はまさに「綱渡り状態」でした。自分でも、よくまとまったものだ…と感心したりして…(´-`)って、いかんいかん。また怒られちゃう
はてさて。自分のステージをどういうコンセプトにするか。 実は、ぜんぜん決まんなかったのでありました MTGで姉たちからいろいろ提案を受け、ひとまずは「ピアノ講談風」に決まったものの……講談のCDとか借りて聞いてみたけど、これは難しいw(当たり前やわな) しかも、講談にすると和服にしないと。衣装チェンジ10分じゃムリムリw
でも、曲を1つのストーリーでつなげていく、というアイデアはいいんじゃないか、ということで、ラジオドラマ風に、架空のラブストーリーを作ってみました。 主人公は「石田君」と「長谷川さん」
理由は、自分の曲って、東京の地名をモチーフにしたのが多かったんですね。 『隅田川』とか、『東京』ってズバリそのままのタイトルもあるし。 『ハイウェイ』では、羽田や新宿も出てくる。 じゃあ、具体的な地名を入れていくと、お客さんも風景を想起しやすいかな…と思って、入れてみました。
 SetList 1 オープニング→「東京」 2 秋葉原・出会い→「インポート」 3 銀座・恋に落ちる→「愛の賛歌」 4 浜田山・突然の消えた彼女→「闇から闇へ」 ※ここ、実は展開速すぎw 5 代官山・悲しみ→「水の分子」 6 夜の首都高・別れ→「ハイウェイ」 7 浅草、隅田川・回想→「隅田川」
といった具合に。
じつは結構適当なんですよw ストーリー 冷静に考えると、「ナンパな石田君は、メイド喫茶で働くメイドの長谷川さんをナンパしてつきあったけど、結局彼女にすぐ逃げられた」で終わってしまうもん(笑 でも、ライブだしね、雰囲気を想起させる程度のディテールでいいのかなぁ、と。
ライブを1つの番組仕立てにしたので、オープニング曲とエンディング曲を入れました。 選んだのは、佐藤竹善の「トウキョウ・シティ・セレナーデ」。 そう、クリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」のカバーです。
実は、わたしがこの曲を知ったのは、佐藤竹善バージョンの方が先で、ちょっと前にやってた深夜番組「東京ワンダーホテル」のテーマ曲だった。 上原多香子扮するホテルチェーンの社長の娘と、ユースケ・サンタマリア扮するフリーライターの橘健太郎が、東京の真ん中に小さくてもいいから文化の生まれるホテルを造ろう――とするドラマ仕立ての、いかにも小山薫堂プロデュースの番組だったんだけど、この番組で流れるこの曲が、すごく好きで。 コンセプトを思いついたときに、すでにテーマ曲はこの曲が流れてた。
新曲「水の分子」。やー、これも綱渡り状態の完成でしたねw トークでお話した物理学者のエピソード。あれは、実際に聞いた話です。 誰の言葉なのか、は、実はよく知らないんだけどw
「愛の讃歌」は…、あんまり強いコンセプトはなくて、全体の中にうまく馴染めればいいなあと思ってアレンジしました。 わたしは「困った時の綾戸知恵」、みたいな感じで綾戸知恵のCDを聴くことがあるのですがw、今回もそれでインスピレーション沸かせてアレンジぶっこみました。
<プログラム6番>
 最後を締めくくりましたのは、久美子プロデュース、合唱部のステージ。 120年の伝統を誇る合唱部も、いまや3人だけになってしまい、新入部員勧誘のためにステージでアカペラで歌う、という設定 曲は、鈴木祥子さんの「空の休暇」。
 3人のプロデュースステージの中で、一番シンプルながらも、それだけに実力が丸裸にされてしまう、どきどきなステージでありました。 直前のリハでは、実はコーラスはボロボロ。でも、本番では結構3人の声は相性よく響き合っておりませんでしたでしょうか?

発声練習「ど、ど、ど、ど、ドラえもん〜」は、3人で練習しているときに、いきなり久美子が発案したものです。かおりとノブコ爆笑。本番でも踏襲致しました。 最後が「ど、ど、ど、ど、ドリフだよ〜」なのが、いい。すごくいい。
振り付けで、かおりがこれ見よがしに両手を広げるので、わたしは笑いをこらえるのに必死でした 笑わずに通して歌えてほんとヨカッタヨカッタ(´o`)
=========================================== というわけで、もう「フェス」に近いイベントとなっている負けネコシリーズ第4弾の終了でした。 過去3回を経て、今回の「フェス」は、演者、客席、ともに、これまでの負けネコを凌駕する「満足」を、4年目にして感じることができたように思います。 来年はどうなりますことやら!? 期待される皆様は、ぜひぜひ三姉妹に生暖かいメッセージを!
追記: mixiに本人たちも存在をふと忘れてしまうほど絶賛放置中のコミュ「負けネコ三姉妹ファンクラブ」ありマス☆ http://mixi.jp/view_event.pl?id=30182453&comm_id=366465
ノブコピックアップBGM
<軽音楽クラブの前> ●Nirvana「Smells Like Teen Sprit」 ●DEEP PURPLE「Smoke On The Water」 ●QUEEN「We Will Rok You」 ※ベタに、ベタに、ベタに、ロック! 最初、ツェッペリンじゃなく「Smells Like Teen Sprit」も候補曲だったんだけど、意外に知名度低い?と思ったので、残念ながらはずれました。
<放送研究会の前> ●ラブストーリーは永遠に:小田和正 ●Oh Yeah!:小田和正 ※やっぱトレンディ石田といえば、トレンディドラマのイメージで。
当日配られたおやつ by 調理部かおり ●クリームチーズ入りブラウニー ●山のはちみつのマドレーヌ ●カレンズのパウンドケーキ
▼いまさら負けネコ2008レポートVol1 すっかり秋…というか冬?風が寒い… わたしは、先週末に風邪をひいてしまいました(TT ほぼ治りましたがね☆
さて、負けネコイベントの告知で終わっていた日記ですが、 こちらはもちろん無事に終了〜 めくるめく、内容となりました。 いまさらながら、レポートをアップしてみます。 というのは、次のライブの告知をしたいから(笑 ではどうぞ。 例によって長いので、興味のある方だけ、お読みくださいませ。 (PhotoサンクスShigetoさん)
============================================= 「負けネコ三姉妹の弾き語りばったりVol.4〜ドキッ! 雌ネコだらけの文化祭〜」の巻。
【まずは基礎知識のおさらい】
「負けネコ三姉妹の弾き語りばったり」とは、長女・二本木かおり、次女・伊藤久美子、三女・関口ノブコの“擬似三姉妹”が繰り広げる、3人3様のピアノ弾き語りワールド、プラスαなイベントですよ
今年で4年目。単に「おともだちアーティスト3組集まってみました」というのでは気が済まないタチで、毎年コンセプトを決めてそれに沿った趣向で進めよう、と意気込んだはいいものの、回を重ねるごとに自分たちの首を絞めております。
第1回目は、手探り状態だったこともあり、割とフツーな趣向で開催いたしましたが、第2回目からだんだん仕込みに手が込み始めてきて、レストラン、お茶の間と続き、今年ののテーマはなんと…
「文化祭」!!!
【ステージ構成】
「負けネコ三姉妹の弾き語りばったり」は、3人それぞれの弾き語りステージのほかに、おなじみの「企画ステージ」があります。
第1回目から継続してやっているのは、 「3人が同じ曲のカバーを、それぞれの持ち味でやる」というもの。 これ、当日リハの時まで、残り2人がどんなアレンジで持ってくるのか、わかりません。これがまた、面白かったりするんだけど。
で、今年の課題曲は、なんと、『愛の讃歌』でしたよ。 去年の負けネコが終わった頃にはすでに、かおり姉から課題が出てましたね。 まあ、お察しのとおり、直前まで宿題放り出しておいたワタクシですが…
さらに、今年は、こういうお題が出ました。
●各自のステージをそれぞれが責任をもって企画する ●3人登場のミニステージを、それぞれが残りの2人を使ってしっかりとプロデュースする
もちろん、テーマは「文化祭」ですから。。。。。。。
さて、今年の春ごろからMTGを重ねてきて、本番はこういう構成なったのでした。
【そしてプログラム】
  どう? 手作り感満載でしょ?
イラストは、3人が「自分のステージ」「3人登場のミニステージ」をイメージした絵を、即興で描いたものです。 絵柄にも、性格って表れるもんだよなぁ・・・としみじみ。
つか、これだと見てない人はなんだかわからんよなw では解説つきで。
プログラム1番。 ●占い研究会「ノワール伊藤の占いの小部屋」● 次女・伊藤久美子のステージ。
プログラム2番。 ●演劇部 うたと寸劇「西安の子供市場」● 長女・二本木かおりがプロデュースした3人のステージ。
プログラム3番。 ●特別講演「ジェンダーと音楽〜あるシンガーソングライターのケースから」● 長女・二本木かおりのステージ。
プログラム4番。 ●軽音楽クラブ「ロックは魂(ハート)で奏でるぜ」● 三女・関口ノブコのプロデュースした3人のステージ。
プログラム5番。 ●放送研究会 朗読と歌「東京シティセレナーデ」● 三女・関口ノブコのステージ。
プログラム6番。 ●合唱部「空の休暇」● 次女・伊藤久美子のプロデュースした3人のステージ。
という流れで進めました。
【魅惑の衣装】
で、衣装ですよ。
各人のステージは、それぞれが自分の企画にあわせて用意、ということに相成りましたが、3人の企画ステージは、それぞれに衣装を用意すると大変なんじゃない?ということで、、、、、、
制服「風」衣装、ということに。
 ええ、「文化祭」ですから。
本物の制服は、さすがに犯罪なんじゃ?ということで自粛されw。制服「風」スカート+ブラウス、そしてリボンとハイソックスで女子高生風味をかもし出すことになりました。
んで、アダルトキュート魔女・かおり姉が、盛んに「スカートは短い丈で!!」と強要するもんで、嫌がる久美子とノブコはこんな短い丈を履かされてしまったのですた。(久美子が着たのはかおりの私物だったし) なのに、ふたを開けてみたら、かおりったら、一番スカートの丈が長かったのでした。 「あたしは優等生キャラだから。うふん」とか言っちゃってさー。なんだそれ!
【手作り感あふれる飾りつけ】
 店内も、文化祭風味。
お花や折り紙の鎖など、実は、100円ショップで買い揃えたものです。 100円ショップって便利ねぇ。お花紙は、きちんと複数枚重ねてジャバラに折って真ん中で留めてある状態で売られてるので、広げるだけで良し。折り紙の鎖も、最初から短冊状に折り紙が切ってあるんだな、これが。 あ、ステージ上のプログラムのお題の習字は、ワタクシがリハ中に書いたものですよ。
 看板の「聖キャッツ学園文化祭」が 「聖キャッツ学」 と 「園文化祭」 で切れていたのが、大好評。うん。
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